わに
樋口(2010/08/17 9:36:48)
実のところ、私は水に入るのがあまり好きではありません。
泳げる泳げないで言えば、まあ、泳げない部類でしょう。
これはトラウマです。
幼い頃、家族で知多半島の海に海水浴に出かけた時の事。
親父が泳げない私を無理やり沖に連れて行き、いやだと言うのに海に放り込みやがった。
もがきながら、塩水を飲みながら必死に助けを求める私が見たのは、満面の笑みの親父の顔。
それ以来水が怖くて怖くて。
でも泳げないままじゃいかんということで、近所の幼馴染3人と、小学校の低学年のある一冬、名古屋市は金山にあった「名古屋スポーツガーデン」の子供水泳教室に早朝から通い、なんとか「15m泳げました」みたいな物を貰いましたが、学校の授業での水泳には色々理由をこねては休む事が多かったです。
でも夏の楽しみと言えば、たまに友達と行くプールや海なんですけど、もともと乗り物が好きなんで、泳ぐと言うより浮き輪やゴムボートで水の上を浮かんでると言うか漂うと言うか。
昔、名古屋市瑞穂区の瑞穂運動場にあった瑞穂プール(通称しょんべプール)なんかはよく行きました。
帰りにその向かいにある売店で、カキ氷食って、きしめん食って。
「俺、ここに一ヶ月もいたら泳げるようになるかな?」
真っ青な式根島の海に、わにの浮き輪にしがみつきながら話す私に、中学時代水泳部だったヘルパーユカリさんは何かかわいそうなものを見るような目を向けるのでした。
僕の夏休み
樋口(2010/08/16 14:57:29)
ここ数年、私の夏休みと言えば、ハイ、諏訪湖の花火。
私に住む名古屋には、夏祭りらしい夏祭りも無く、(どまつり、なる祭りが有るようですが、私には祭りではなく唯のイベントにしか思えません。)大好きな屋台での買い食いも、掻き分けて歩く人ごみも、それでもってやっと見つけた木陰の涼しさも、みんな諏訪湖の花火に行かなくては手に入れられないものでした。
そうして花火の開会式でその日が終戦記念日である事を、セレモニーの中で行われる黙祷で再確認するのです。
鈴鹿8耐で始まる夏は諏訪湖の花火でもって完成するのです。
ところが今年は諏訪には行きませんでした。
午前0時に東名上郷SAに集まったのは三台のオートバイと一台の車。
今回の目的地は東京都新島村式根島。
先ずは午前9時発の船に乗るため伊豆半島は下田を目指します。
お盆中ということもあり、時間には十分の余裕を持って出かけたのですが、意外とスムーズで、下田に着いたのが午前5時。
港の駐車場に着くとほぼ満車状態で、止まっている車のナンバーの殆どが浜松ナンバー。
船を待つ大勢の人を見ると、どうやら日系のブラジル人のグループ。
国民性だろうか、女性は、君それサイズ小さいでしょ?っていうくらいピチピチのシャツとパンツ。
男性は腕に刺青。しかも彼女の名前が彫ってあったり、あれ、自分の大切なものを彫るんだろうか?家族なんて彫り物も。でも「穂先」って彫ってあったけど、穂先って・・稲穂?
定刻どうり船は出港し、途中新島を経由して式根島へ約4時間の船旅。
新島までどろのように眠り、新島着のアナウンスで目が覚めデッキへ。
手すりにつかまりぼうっと海を眺める私に、1100刀で参加のフサオが、
「見てみろよこの海、真っ黒だ!こんな海は中々見れんよ。式根島の周りはカンパチがとぐろを巻いて泳いでるらしいよ!」
どうやら式根島というのは釣り師の間では有名な島らしく、釣りが好きなフサオは当然のことだが釣具持参。
「フサオ、泳がんの?」
「え?あんた泳ぐの?」
するとX−4のフミカが、
「えー!海水浴、出来るんだ!」
って、あんた島で何するつもり?
2010年 美浜サーキット ミニバイク8時間耐久レース
グリーン(2010/08/09 17:31:34)
近年の恒例行事、美浜サーキット ミニバイク8時間耐久レースに出場して来ました。
今回はいつものメンバーが出場出来ず、僕の仲間的なチームでの出場になりました。
#51 DCRモトキッズZEAL+MC
<内訳>
DCR(ダイレクトドットコムレーシング):車両提供
モトキッズ:僕
ZEAL(ZEAL RACING):正木さん、川澄君
MC(モトクラッシュ):走る店長 林さん
<結果>
予選:1位
決勝:2位
ファステストラップ獲得
<内容>
レース序盤に燃料コックのトラブルにより最下位付近まで転落、そこから追い上げのレースで一時はトップに返り咲きましたが、終盤には灯火のトラブルで30秒以上のロス。
結果、約10秒差でトップを逃し、2位に終わってしまいました。
結果的には悔しさも残りますが、準備不足やミスによるものも有り、責めるべくは自分の甘さです。
次に生かせるよう頑張ります。
ファステストラップが取れた事で、ダイレクトドットコムレーシングさんと開発してきたNSF100のアップハンドル仕様は、体が楽なだけではなく戦闘力もある事が証明できたと思います。
また、RUN R&Dさんには直前に特急でマフラーステーの改造などをご対応頂き何とか8耐に向けて車両を完成させる事が出来ました。
スポンサー各位、仲間など、多くの方々に支えて頂いて、今回も無事にレースを終える事が出来ました。
改めまして、感謝の意を表します。
ダイレクト・ドットコム・レーシング 様 (車両提供、部品開発)
http://www.direct-com-racing.jp/
RUN R&D様 (マフラー)
http://www.run-rd.co.jp/
エスイーディ 様 (ラップタイマー、オリジナルCDI開発)
http://www.sedlimited.com/
テクノイル・ジャポンk.k. 様(MOTULオイル)
http://www.motul.co.jp/
株式会社オージーケーカブト 様(ヘルメット)
http://www.ogkhelmet.com/
RSタイチ 様(レーシングスーツ)
http://www.rs-taichi.co.jp/
明日のためにその1
樋口(2010/07/28 15:06:54)
2010年の8耐も終わり、ようやくトランポに満載した荷物もかたつき、で、デジカメがね、どっか行っちゃってて、そんで、更新がね、出来なかった事をお詫びします。
ああ!「ごめんなさい!」
で、結果は、まあご存知だとは思いますが、ハイ、31位でした。
8耐っていうのは、準備をするレースと言いますか、目標とする結果を得るためには、もう、してもしきれぬ準備をどれだけ出来るかによって決まってしまう。
毎年毎年、やっぱり準備不足がウィーク中のトラブルを呼び、満足できぬままチェッカーを迎える。
今年出来なかった事、それは必ず、来年の8耐で出来るよう、また準備をして行こうと考えています。
(まだやるの?なんて言わんといてね!)
ST600 4耐
グリーン(2010/07/24 23:01:20)
本日はST600の4耐でした。
先回のレースで掘られた角グッチ号は、TSRさんのご協力と小島選手ご自身による誠意ある対応によりバッチリ修復され、無事に参戦する事ができました。
ご心配や、ご協力の申し出を頂きました皆様には、この場をお借りして御礼を申し上げます。
今年は、角グッチ&バロスヲカダのコンビで出場を果たしました。
不況の影響も有ってか、エントリーは46台と寂しい事になってしまいましたが、恨めしい(?)程の晴天に恵まれ、今年も暑い中でレースが行われました。
<予選>
第1ライダー 27位
第2ライダー 25位
総合 26位
<決勝>
角グッチ : スタート! → 出遅れる → 前に出れない → バテる → タイム落ちる → ますます遅れる
ヲカダ : 安定して地味なタイムで延々と周回を重ねる
角グッチ : いきなりバテてる → UPサイン → 突然3秒も速くなる(やれば出来る子です) → やっぱバテる
ヲカダ : 安定して地味なタイムで延々と(以下略)
角グッチ : やっぱタイム出ない(タイヤのタレか体力不足か) → UPサイン(笑) → 速くなった(つまりサボってた) → 体力不足ッポイので周回数を減らして交代
ヲカダ : 安定して(以下略)
大人になったヲカダバロス君と、体力不足により安定感が足りない角グッチさんによる上がったり下がったりのレースは、19位で幕を閉じたのでありました。
応援&お手伝いを頂いた方々、有り難うございました。
AMENA関係の方々も、遠路遥々お疲れ様でした。
魔の金曜日
樋口(2010/07/23 22:58:31)
過去12回の8耐予選。
まあ、まともにすんなり土曜日を迎えたのは、一回?二回?
大概結果(リザルト)が出るのが夜中の11時とか12時とか。
98年なんか午前1時でした。
今年はすんなり行った方なのかなあ?
43位で決勝を迎える事となりました。
でも今日もなんか、バタバタ、ドタバタ。
クラッチが滑ったり、部品が飛んだり。
決勝は何も起こりませんように。
萱原!いらんことすな!
木曜日
樋口(2010/07/22 22:43:04)
今年で13回目の8耐。
8耐は特別です。
色んな特別がありますが、うちの特別はホント特別です。
普段は起きないような事が、8耐になるとちゃんと起きる。
ちゃーんと神様が用意してくれている。
良い事なら良いんだけれど、ホント腹の立つことで。
で、今回の用意された事は、セルモーターのトラブル。
ハイ、突然、お亡くなりになりました。
でも今日でよかった。
予選の最中だったり、決勝中だったりしたら何ともなんない。
これが8耐なんですよね。
ウィーク突入!
樋口(2010/07/21 23:13:30)
300kmのあと、合同テストを経て、なんだかんだありまして、ようやく此処にたどり着きました。
ふう、、
第3ライダーにレイラスポーツの中尾健治選手を起用し、いよいよ本番です。
目標は昨年の26位を上回る20位以内!
高いか低いかよう解らん目標ですが、ちょっとでも上へ!
さあ!始まりです!
300kmスタート!
樋口(2010/06/20 9:59:17)
時折ぽつりぽつりと雨粒が落ちてきて、それはアスファルトに着いた途端しゅっと消えて行き、足元を濡らす訳でもないのだけれど、
サーキットの場内放送はウェットレース宣言を告げていました。
「降らなきゃ、せっかくのレインも用無しだな。」
そんな天候はスタート進行が始まっても変わらず、私たちも含めてグリッドに並んだ53台は全車スリックタイヤ装着。
確か300km耐久第一回大会の時もこんな様な天候で、山中選手だけがスリックを履き、途中2位を快走するという事がありました。
私はそんなことが何時かは自分にも起こせるのではと、前々から考えていたのですけれど、
サイティングラップまであと僅かのところで落ちてきた大粒の雨粒に心は決まりました。
「換えろ!レインだ!」
私の判断にてきぱきと仕事をこなしてくれるピットクルー達。
アナウンスが私達だけがレインを履いていることを放送してくれています。
2周のサイティングラップが始まり、まだ本格的には濡れてはいない路面でタイヤを傷つけぬようゆっくりと慎重にアクセルを操作し、
「早く来い!早く来い!」とヘルメットの中で叫ぶ私に応えるかのごとく、雨は徐々に強くなって行き、
この後起きるであろう自分の姿を想像しては叫びは何時しか高笑いに変わっていました。
130Rを過ぎると多くの選手がタイヤ交換のためピットロードへと消えて行きます。
それを横目で見ながらシケインを立ち上がり最終コーナーからグリッドへ。
期待に胸を膨らませたのはここまででした。
次の瞬間、ホームストレートで起こっている現実が信じられず、R1から降りた私はその場にいたオフィシャルに食って掛かるしかありませんでした。
「赤旗中断」
突然降り出した雨に、コントロールタワーは危険と判断したのでしょうか?ならば何のためのウェット宣言なのでしょう。
文句を言っても赤旗が覆ることもありません。次のスタートに集中しましょう。
少し間をおいて再度サイティングラップ2周からやり直し、グリッドにマシンを着け、スタートライダーがルマン式のスタートのために
スターティングサークルに待機し、カウントダウンが始まりました。
10,9,8、・・3,2、・・
すべてのライダーが一斉にマシンに駆け寄りエンジンをかけスタートしていく。
私もまずまずのスタートを決め、1コーナー2コーナーと大外から集団を交わしていく。
驚きました。
ミシュランレイン、すごいです!すごくグリップします!
1周目で様子見で幾分ペースを落としているとはいえ、今まででは足元にも及ばなかったライダーたちを私が抜いていく。
オープニングラップを15位で終え、その後乾きだした路面にドライタイヤに交換のためピットに戻るチームが出始め、9位まで順位が上がりました。
期待した雨は降ったり止んだりで、どちらかと言えばドライタイヤが有利。
私は結果13位でピットに戻り萱原と交代となりました。
R1から降り、ピットでミシュランのスタッフに何やら言葉にならぬ言葉を叫びぶ私。
ところがこの後、はめ換えたホイールのスプロケットを間違えるという大失態を犯し、11分のロス。
結局、スタート位置から一つ上の42位でフィニッシュ。
レース的には悔いの残るものがありましたが、今回の失敗を踏まえ、本番の8耐に臨みたいと思います。
いつかまた、今度こそ必ず。
300km!そして・・
樋口(2010/06/17 10:06:43)
失格です!
その言葉に蒼ざめ、立ち尽くす私たちに競技監督はこう続けました。
「樋口さん、今協議中だから、ね、」
そう言って少し微笑んでその場を離れる競技監督。
「樋口さん、どないなるんでしょう?」
心配そうな萱原。
まあ、どうにかなるでしょう、裁定をピットで待つことになりました。
私たちがコントロールタワーにいる間、様々な理由で呼び出され、訓戒や罰金を払うライダーやチーム関係者たち。
アンダーカウルを付け忘れて走っちゃった山科カワサキの山崎選手、ピットロード制限速度を破っちゃった俺様。
本来ならば、若いライダーのお手本となるべきベテラン達。
いや、まだまだ若いというべきか。そう思っておこう。
結果私たちに下った裁定は、罰金一万円とミーティングのやり直し。
別室に移動し、忙しい中、お馬鹿な私たちに再度ミーティングを開いていただき申し訳なく思っているところに、ガチャっと部屋のドアが開き、入ってきたのは。
「すみません、ゼッケン35番です。」
ゼッケン35番?今津君やないかい!
どうやらミーティングを欠席したのは私達だけじゃなかったみたいです。
気を取り直して2回目の予選、今度は私が先発です。
コースインすると私の前にはオーテックの渡辺選手、その後ろに、お!背中に「俺様」と書いてある!
スピード違反の鷲見だ!
赤いGSXRに赤っぽいオレンジのツナギの俺様。
「あの色まるで、にんじんだ」
目の前ににんじんをぶら下げられた馬のごとく、俺様に食らい付こうという私。
コーナーでは苦しそうな俺様のGSXR、でもストレートはやはり速い。
デジスパイスから得た自分の不得意の区間、コースの後半を頑張り、得意な前半部ではあまり無理をせず、じりじりとGSXRに近づいていく私。
4周目に出た今年のベスト、18秒62が私の予選タイムとなりました。
ピットに戻り、萱原と交代。
「俺が18秒ならお前は16秒だ!」
肩をたたいて送った萱原は5周目に18秒4。
タイムで抜かれた事にちょっと悔しく思いながら、少しずつでは有るのだけれど
着実に短縮されていくお互いの時計に嬉しくも思うのです。
でもおそらく明日は雨。
ピットで明日のレインでの決勝を予測しての作業の最中、オーストリアヤマハに同行するミシュランタイヤのサービススタッフが私たちのピットにやって来ました。
今回決勝でミシュランタイヤを履くのはオーストリアヤマハと私たちの2チームのみ。
唯のご挨拶かと思いきや、意外な言葉が出てきました。
「樋口さん、明日の決勝、雨だったら16.5インチのレインを履いてみませんか?」
「え?16.5のレイン?」
なにやら面白くなってきました。







